古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1964番

花のもと

寂然(じゃくぜん)

花の下の露の情けは長くはあるまい。酔いを勧めるな、春の山風よ。

作者
寂然法師(寂然)
  1. 1不酤酒戒ふこしゆかい不酤酒戒ふこしゆかいふこしゅかい詞書
  2. 2花はな花はなはなのもとのもとのもと初句
  3. 3露つゆ露つゆつゆののの情なさけ情なさけなさけははは二句
  4. 4程ほど程ほどほどもあらじもあらじもあらじ三句
  5. 5ゑひなすゝめそゑひなすゝめそえいなすすめそ四句
  6. 6春はる春はるはるののの山風やまかぜ山風やまかぜやまかぜ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕不酤酒戒。

花の下の露の情けは長くはあるまい。酔いを勧めるな、春の山風よ。

意訳

花の下での露のような情けもすぐに消えてしまう。春の山風よ、酒の酔いを勧めないでおくれ。

語釈・文法注

不酤酒戒
酒を売らない戒め。

和歌

作者
寂然(じゃくぜん) 生没年未詳(十二世紀)
俗名藤原頼業。兄の寂念・寂超とともに「大原の三寂」と呼ばれた。西行と親しかった。
出典
『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1964番
歌体
短歌
状況
詞書「不酤酒戒」(不酤酒戒)。

修辞

字余り
第三句。
三句切れ
三句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

寂然の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、363頁(コマ191)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日