古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1888番

年をへて

周防内侍(すおうのないし)

年を経て、つらい姿ばかりを御手洗川に映して見る、変わる時もない身をどうしよう。

作者
周防内侍
  1. 1賀茂かも賀茂かもかもにまゐりてにまゐりてにまいりて詞書
  2. 2年とし年としとしをををへてへてへて初句
  3. 3憂う憂ううききき影かげ影かげかげをををのみのみのみ二句
  4. 4御手洗みたらし御手洗みたらしみたらしののの三句
  5. 5かはるかはるかわる世よ世よよもなきもなきもなき四句
  6. 6身み身みみをををいかにせむいかにせむいかにせむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕賀茂に参って。

年を経て、つらい姿ばかりを御手洗川に映して見る、変わる時もない身をどうしよう。

意訳

何年たっても御手洗川に映るのは、つらいわが姿ばかり。少しも変わることのないこの身をどうしたらよいのだろう。

語釈・文法注

みたらし
「見」と「御手洗」を掛ける。

和歌

作者
周防内侍(すおうのないし) 生没年未詳(十一世紀後半〜十二世紀初め)
周防守平棟仲の娘。後冷泉天皇から堀河天皇まで四代の天皇に仕えた女房歌人。
出典
『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1888番
歌体
短歌
状況
詞書「賀茂にまゐりて」(賀茂に参って)。

修辞

掛詞
「みたらし」。

解説

周防内侍の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、348頁(コマ184)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日