古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1530番

住む人も

源経信(みなもとのつねのぶ)

住む人もいるのかいないのかの宿であるらしい。蘆の間の月が漏れるのにまかせて。

作者
大納言經信(源経信)
  1. 1家いへ家いへいえにてにてにて、、、月照水つきみづをてらす月照水つきみづをてらすつきみずおてらすといへるといへるといえる心こころ心こころこころををを人々ひとびと人々ひとびとひとびとよみよみよみ侍はべ侍はべはべりけるにりけるにりけるに詞書
  2. 2住す住すすむむむ人ひと人ひとひとももも初句
  3. 3あるかなきかのあるかなきかのあるかなきかの二句
  4. 4宿やど宿やどやどならしならしならし三句
  5. 5葦あし葦あしあし間ま間ままののの月つき月つきつきののの四句
  6. 6もるにまかせてもるにまかせてもるにまかせて結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕家で、「月照水(月水を照らす)」という題を人々が詠みました時に。

住む人もいるのかいないのかの宿であるらしい。蘆の間の月が漏れるのにまかせて。

意訳

住む人がいるのかいないのかわからない宿のようだ。蘆の間から漏れる月の光が水に映るにまかせている。

語釈・文法注

すむ
「住む」と「澄む」を響かせる。

和歌

作者
源経信(みなもとのつねのぶ) 1016–1097
源道方の子で、源俊頼の父。大納言に至り、大宰権帥として任地で没した。和歌・漢詩・管絃の三つにすぐれ、「三船の才」とたたえられた。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1530番
歌体
短歌
状況
詞書「家にて、月照水といへる心を人々よみ侍りけるに」(家で、「月照水(月水を照らす)」という題を人々が詠みました時に)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

経信の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、280頁(コマ150)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日