古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 603番

小倉山

西行法師(さいぎょうほうし)

小倉山の麓の里に木の葉が散ると、梢の間に晴れわたる月を見ることだ。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
西行法師
  1. 1小倉山をぐらやま小倉山をぐらやまおぐらやま初句
  2. 2麓ふもと麓ふもとふもとののの里さと里さとさとににに二句
  3. 3木こ木ここののの葉は葉はは散ち散ちちればればれば三句
  4. 4梢こずゑ梢こずゑこずえににに晴は晴ははるゝるゝるる四句
  5. 5月つき月つきつきををを見み見みみるかなるかなるかな結句

引用の仕方

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現代語訳

小倉山の麓の里に木の葉が散ると、梢の間に晴れわたる月を見ることだ。

意訳

小倉山の麓の里では、木の葉が散ってしまうと、葉のなくなった梢の間に、晴れわたる月を見ることができる。

語釈・文法注

小倉山
京都の嵯峨の山。

和歌

作者
西行法師(さいぎょうほうし) 1118–1190
俗名は佐藤義清(のりきよ)。鳥羽院の北面の武士だったが、二十三歳で出家し、諸国を旅して歌を詠んだ。自然と人生の哀感を率直に詠み、『新古今和歌集』に最も多い九十四首が入る。家集に『山家集』がある。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・603番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

字余り
第三句。

解説

西行の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、106頁(コマ63)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日