古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1808番

待たれつる

西行法師(さいぎょうほうし)

待たれていた入相の鐘の音がするようだ。明日もし生きていたら、また聞こうとするのだろうか。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
西行法師
  1. 1待ま待ままたれつるたれつるたれつる初句
  2. 2入相いりあひ入相いりあひいりあいののの鐘かね鐘かねかねののの二句
  3. 3音おと音おとおとすなりすなりすなり三句
  4. 4明日あす明日あすあすもやあらばもやあらばもやあらば四句
  5. 5聞き聞ききかむとすらむかむとすらむかむとすらむ結句

引用の仕方

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現代語訳

待たれていた入相の鐘の音がするようだ。明日もし生きていたら、また聞こうとするのだろうか。

意訳

待っていた入相の鐘の音が聞こえてくる。明日も生きていたら、また聞くことになるのだろうか。

語釈・文法注

和歌

作者
西行法師(さいぎょうほうし) 1118–1190
俗名は佐藤義清(のりきよ)。鳥羽院の北面の武士だったが、二十三歳で出家し、諸国を旅して歌を詠んだ。自然と人生の哀感を率直に詠み、『新古今和歌集』に最も多い九十四首が入る。家集に『山家集』がある。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1808番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

西行の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、332頁(コマ176)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日