古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十 羇旅歌 921番

わきも子が

恵慶法師(えぎょうほうし)

妻の旅寝の衣は薄いのだから、よけて吹いてほしい、夜半の山風よ。

詞書
「旅の歌とてよみ侍りける」(前の歌と同じ詞書)
作者
惠慶法師(恵慶法師)
  1. 1わきもわきもわぎも子こ子ここががが初句
  2. 2旅たび旅たびたび寢ね寢ねねののの衣ころも衣ころもころも二句
  3. 3うすきほどうすきほどうすきほど三句
  4. 4よきてよきてよきて吹ふ吹ふふかなむかなむかなむ四句
  5. 5夜半よは夜半よはよわののの山風やまかぜ山風やまかぜやまかぜ結句

引用の仕方

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現代語訳

妻の旅寝の衣は薄いのだから、よけて吹いてほしい、夜半の山風よ。

意訳

旅寝している妻の衣は薄いので、どうかよけて吹いておくれ、夜半の山風よ。

語釈・文法注

わきも子
わが妻。
よきて
よけて。
なむ
〜してほしい。

和歌

作者
恵慶法師(えぎょうほうし) 生没年未詳(十世紀後半)
播磨の国分寺の講師を務めた僧。河原院の安法法師のもとに集まった歌人たちと交わった。中古三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十・羇旅歌・921番
歌体
短歌
状況
詞書「旅の歌とてよみ侍りける」(旅の歌として詠みました歌)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

恵慶の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、169頁(コマ94)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日