古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1451番

垣ごしに

円融院(えんゆういん)

垣根越しに見る、移り気な人の家の桜を、花が散るほど行って折りたいものだ。

作者
圓融院御歌(円融院)
  1. 1堀河院ほりかはのゐん堀河院ほりかはのゐんほりかわのいんにおはしましけるにおはしましけるにおわしましける頃ころ頃ころころ、、、閑院左大將かんゐんのさだいしやう閑院左大將かんゐんのさだいしやうかんいんのさだいしょうののの家いへ家いへいえののの櫻さくら櫻さくらさくらををを折を折をおらせにつかはすとてらせにつかはすとてらせにつかわすとて詞書
  2. 2垣かき垣かきかきごしにごしにごしに初句
  3. 3見み見みみるあだるあだるあだ人びと人びとびとののの二句
  4. 4家いへ家いへいえ櫻ざくら櫻ざくらざくら三句
  5. 5花はな花はなはな散ち散ちちるばかりるばかりるばかり四句
  6. 6行ゆ行ゆゆきてきてきて折を折をおらばやらばやらばや結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕堀河院においでになったころ、閑院左大将の家の桜を折らせに使いをお遣わしになるといって。

垣根越しに見る、移り気な人の家の桜を、花が散るほど行って折りたいものだ。

意訳

垣根越しに見る、移り気なあの人の家の桜。花が散るほどに、行って折りとってしまいたい。

語釈・文法注

閑院左大将
藤原朝光。

和歌

作者
円融院(えんゆういん) 959–991
第六十四代天皇。村上天皇の皇子。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1451番
歌体
短歌
状況
詞書「堀河院におはしましける頃、閑院左大將の家の櫻を折らせにつかはすとて」(堀河院においでになったころ、閑院左大将の家の桜を折らせに使いをお遣わしになるといって)。

解説

円融院の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、263頁(コマ141)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日