古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1464番

櫻花

藤原忠教(ふじわらのただのり)

桜の花は、過ぎてゆく春の友として、風の音もしない世にも散るのだろうか。

作者
大納言忠敎(藤原忠教)
  1. 1無風散花かぜなくしてはなちる無風散花かぜなくしてはなちるかぜなくしてはなちるといふことといふことということをををよめるよめるよめる詞書
  2. 2櫻花さくらばな櫻花さくらばなさくらばな初句
  3. 3すぎゆくすぎゆくすぎゆく春はる春はるはるののの二句
  4. 4友とも友ともともとてやとてやとてや三句
  5. 5風かぜ風かぜかぜののの音おと音おとおとせぬせぬせぬ四句
  6. 6世よ世よよにもちるらむにもちるらむにもちるらむ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕「無風散花(風無くして花散る)」という題を詠んだ歌。

桜の花は、過ぎてゆく春の友として、風の音もしない世にも散るのだろうか。

意訳

桜の花は、去っていく春に連れ添う友としてだろうか、風の音もしない穏やかな日にも散っていく。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原忠教(ふじわらのただのり) 1076–1141
藤原師実の子。大納言に至った。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1464番
歌体
短歌
状況
詞書「無風散花といふことをよめる」(「無風散花(風無くして花散る)」という題を詠んだ歌)。

解説

忠教の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、266頁(コマ143)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日