新古今和歌集 巻第十一 恋歌一 1003番
唐衣
唐衣の袖で人目を包み隠しても、こぼれるものは涙なのだった。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕どのような折であったか、女に。
唐衣の袖で人目を包み隠しても、こぼれるものは涙なのだった。
意訳
唐衣の袖で人目はなんとか包み隠すことができても、こぼれ落ちてしまうのは、涙なのだった。
語釈・文法注
- 唐衣
- 衣の美称。
和歌
- 作者
- 藤原伊尹(ふじわらのこれただ) 924–972
藤原師輔の子。摂政・太政大臣に至った。諡は謙徳公。和歌所の別当として『後撰和歌集』の撰集に関わった。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十一・恋歌一・1003番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「如何なる折にかありけむ、女に」(どのような折であったか、女に)。
解説
伊尹の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、183頁(コマ101)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日