古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1434番

白波は

読人しらず(よみびとしらず)

白浪は立ち騒いでも、懲りずに須磨の浦の海松布を刈ろうと思う。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1白波しらなみ白波しらなみしらなみははは初句
  2. 2立た立たたちちち騒さわ騒さわさわぐともぐともぐとも二句
  3. 3こりずまのこりずまのこりずまの三句
  4. 4浦うら浦うらうらのみるめはのみるめはのみるめは四句
  5. 5からむとぞからむとぞからむとぞ思おも思おもおもふふう結句

引用の仕方

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現代語訳

白浪は立ち騒いでも、懲りずに須磨の浦の海松布を刈ろうと思う。

意訳

たとえ噂が立ち騒いでも、懲りずに、須磨の浦で海松布を刈るように、あの人に逢いに行こうと思う。

語釈・文法注

こりずま
「懲りず」と「須磨」を掛ける。
みるめ
「海松布」と「見る目(逢う機会)」を掛ける。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1434番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

掛詞
「こりずま」に「懲りず」と「須磨」、「みるめ」に「海松布」と「見る目」。

解説

作者未詳。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、259頁(コマ139)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日