古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1394番

思ひ佗び

藤原俊成(ふじわらのとしなり(しゅんぜい))

思い悩んで、見た面影はさておいて、恋をしなかったころが恋しい。

作者
皇太后宮大夫俊成(藤原俊成)
  1. 1崇德院すとくゐん崇德院すとくゐんすとくいんににに百首ひやくしゆ百首ひやくしゆひゃくしゅののの歌うた歌うたうた奉たてまつ奉たてまつたてまつりけるりけるりける時とき時ときとき、、、戀こひ戀こひこいののの歌うた歌うたうた詞書
  2. 2思おも思おもおもひひい佗わ佗わわびびび初句
  3. 3見み見みみししし面影おもかげ面影おもかげおもかげははは二句
  4. 4さておきてさておきてさておきて三句
  5. 5戀こひ戀こひこいせざりけむせざりけむせざりけむ四句
  6. 6折をり折をりおりぞぞぞ戀こ戀ここひしきひしきいしき結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕崇徳院に百首歌を献上した時の、恋の歌。

思い悩んで、見た面影はさておいて、恋をしなかったころが恋しい。

意訳

恋に思い悩んで、逢ったあの人の面影はさておき、恋を知らなかったころが恋しくてならない。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原俊成(ふじわらのとしなり(しゅんぜい)) 1114–1204
藤原定家の父。『千載和歌集』を撰び、歌論書『古来風体抄』を著した。余情と「幽玄」を重んじる歌風で、御子左家の歌学の基礎を築き、新古今時代の歌人たちを導いた。法名は釈阿。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1394番
歌体
短歌
状況
詞書「崇德院に百首の歌奉りける時、戀の歌」(崇徳院に百首歌を献上した時の、恋の歌)。

解説

俊成の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、252頁(コマ136)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日