新古今和歌集 巻第七 賀歌 709番
子の日して
子の日の遊びをして、しめ縄を張った野辺の姫小松を、引き抜かずに千年の木陰を待とうか。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕子の日を詠んだ歌。
子の日の遊びをして、しめ縄を張った野辺の姫小松を、引き抜かずに千年の木陰を待とうか。
意訳
子の日の遊びで、しめ縄を張って取っておいた野辺の小さな松。引き抜かずにそのままにして、千年たって大きな木陰ができるのを待とうか。
語釈・文法注
- 子の日
- 正月の最初の子の日。野に出て小松を引き、若菜を摘んで長寿を祝った。
- 標めつる
- しめ縄を張って占有した。
- 姫小松
- 小さな松。
和歌
- 作者
- 藤原清正(ふじわらのきよただ) ?–958
藤原兼輔の子。紀伊守などを務めた。三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第七・賀歌・709番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「子の日をよめる」(子の日を詠んだ歌)。
解説
清正の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、124頁(コマ72)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日