新古今和歌集 巻第四 秋歌上 322番
いかばかり
どれほど身にしみたことだろう。織女が夫を待つ宵の、天の川を吹く風は。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕自邸で百首歌を詠みました時の歌。
どれほど身にしみたことだろう。織女が夫を待つ宵の、天の川を吹く風は。
意訳
一年に一度の逢瀬を待つ宵、天の川を吹く風は、待つ織女の身にどれほどしみたことだろう。
語釈・文法注
- 身にしみぬらむ
- 身にしみたことだろう。
和歌
- 作者
- 九条兼実(くじょうかねざね) 1149–1207
関白藤原忠通の子で、良経の父、慈円の兄。摂政・関白・太政大臣を務め、九条家の祖となった。日記『玉葉』を残した。俊成・定家を庇護し、家で百首歌や歌合を催した。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・322番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「家に百首の歌よみ侍りける時」(自邸で百首歌を詠みました時の歌)。
修辞
- 体言止め
- 体言止め。
解説
兼実の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、57頁(コマ38)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日