古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1404番

逢ふ事の

素性法師(そせいほうし)

逢ったことの形見だけでも見たいものだ。人は絶えても、それを見ながら偲ぼう。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
素性法師
  1. 1逢あ逢ああふふう事こと事ことことののの初句
  2. 2形見かたみ形見かたみかたみをををだにもだにもだにも二句
  3. 3見み見みみてしがなてしがなてしがな三句
  4. 4人ひと人ひとひとはははたゆともたゆともたゆとも四句
  5. 5見み見みみつゝつゝつつ忍しの忍しのしのばむばむばむ結句

引用の仕方

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現代語訳

逢ったことの形見だけでも見たいものだ。人は絶えても、それを見ながら偲ぼう。

意訳

せめて逢った思い出の形見だけでも見たいものだ。あの人との仲が絶えても、それを見ながら偲ぶことができるから。

語釈・文法注

てしがな
〜したいものだ。

和歌

作者
素性法師(そせいほうし) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀初め)
僧正遍昭の子。俗名は良岑玄利(よしみねのはるとし)といい、父の命で出家した。雲林院や大和の石上の良因院に住み、宇多天皇・醍醐天皇の歌会や屏風歌に召された。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1404番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

素性の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、254頁(コマ137)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日