古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 644番

白浪に

源重之(みなもとのしげゆき)

白浪に羽を交わし合う浜千鳥よ。悲しいものは、夜半のひと声だ。

作者
重之(源重之)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2白浪しらなみ白浪しらなみしらなみににに初句
  3. 3羽はね羽はねはねうちかはしうちかはしうちかわし二句
  4. 4濱千鳥はまちどり濱千鳥はまちどりはまちどり三句
  5. 5悲かな悲かなかなしきものしきものしきものははは四句
  6. 6夜半よは夜半よはよわののの一ひと一ひとひと聲こゑ聲こゑこえ結句

引用の仕方

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現代語訳

白浪に羽を交わし合う浜千鳥よ。悲しいものは、夜半のひと声だ。

意訳

浜千鳥は白浪の上で羽を交わし合って飛んでいる。悲しいのは、夜半に聞こえるそのひと声だ。

語釈・文法注

うちかはし
互いに交わして。

和歌

作者
源重之(みなもとのしげゆき) ?–1000?
清和天皇の曽孫。相模権守などの地方官を歴任し、陸奥で没した。冷泉天皇の東宮時代に献上した「重之百首」は、現存最古の百首歌とされる。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・644番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

重之の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、112〜113頁(コマ66)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日