古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1252番

靑柳の

後朱雀院(ごすざくいん)

青柳の糸はあちこちになびいても、思い染めた色は変わらないだろう。

作者
後朱雀院御歌(後朱雀院)
  1. 1又また又またまたつかはしけるつかはしけるつかわしける詞書
  2. 2靑柳あをやぎ靑柳あをやぎあおやぎののの初句
  3. 3糸いと糸いといとはははかた〴〵かた〴〵かたがた二句
  4. 4なびくともなびくともなびくとも三句
  5. 5思おも思おもおもひそめてむひそめてむいそめてむ四句
  6. 6色いろ色いろいろはははかはらじかはらじかわらじ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕また贈った歌。

青柳の糸はあちこちになびいても、思い染めた色は変わらないだろう。

意訳

青柳の糸があちらこちらになびくように、ほかに心が動くことがあっても、あなたを思い染めた色は変わらない。

語釈・文法注

そめ
「初め」と「染め」を掛ける。

和歌

作者
後朱雀院(ごすざくいん) 1009–1045
第六十九代天皇。一条天皇の皇子で、母は上東門院彰子。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1252番
歌体
短歌
状況
詞書「又つかはしける」(また贈った歌)。

修辞

掛詞
「そめ」に「初め」と「染め」。

解説

後朱雀天皇の歌。底本は結句を「色はかはらじ」とするが、「色ぞかはらじ」とする本もある。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、229頁(コマ124)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日