古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 659番

降る雪に

藤原基俊(ふじわらのもととし)

降る雪に、ほんとうに篠屋はどんなでしょう。今日は都でも、人の足跡さえありません。

作者
藤原基俊
  1. 1かへしかへしかへし詞書
  2. 2降ふ降ふふるるる雪ゆき雪ゆきゆきににに初句
  3. 3まことにまことにまことに篠しの篠しのしの屋や屋やや二句
  4. 4いかならむいかならむいかならむ三句
  5. 5今日けふ今日けふきょうははは都みやこ都みやこみやこににに四句
  6. 6跡あと跡あとあとだにもなしだにもなしだにもなし結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕返歌。

降る雪に、ほんとうに篠屋はどんなでしょう。今日は都でも、人の足跡さえありません。

意訳

降る雪で、ほんとうにあなたの篠屋はどうなっていることでしょう。都でさえ、今日は人の足跡もないほど雪が積もっています。

語釈・文法注

跡だにもなし
人の足跡さえない。

和歌

作者
藤原基俊(ふじわらのもととし) 1060–1142
藤原俊家の子。官位は低かったが、歌壇の重鎮として源俊頼と並び称され、藤原俊成の師となった。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・659番
歌体
短歌
状況
詞書「かへし」(返歌)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

基俊の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、115頁(コマ67)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日