古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1369番

君があたり

読人しらず(よみびとしらず)

あなたのいるあたりを見ていよう。生駒山を、雲よ隠さないでくれ、雨は降っても。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1君きみ君きみきみがあたりがあたりがあたり初句
  2. 2見み見みみつゝつゝつつををを居を居をおらむらむらむ二句
  3. 3伊駒山いこまやま伊駒山いこまやまいこまやま三句
  4. 4雲くも雲くもくもななな隱かく隱かくかくしそしそしそ四句
  5. 5雨あめ雨あめあめはははふるともふるともふるとも結句

引用の仕方

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現代語訳

あなたのいるあたりを見ていよう。生駒山を、雲よ隠さないでくれ、雨は降っても。

意訳

あなたの住むあたりを眺めていよう。雲よ、たとえ雨は降っても、生駒山を隠さないでおくれ。

語釈・文法注

伊駒山
大和国と河内国の境の生駒山。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1369番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

二句切れ
二句切れ。

解説

作者未詳。『伊勢物語』第二十三段の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、249頁(コマ134)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日