新古今和歌集 巻第十一 恋歌一 1058番
冬の夜の
冬の夜の涙に凍るわが袖のように、心もうちとけないように見えるあなたよ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕女のもとから帰りました時、まもなく雪がひどく降りましたので。
冬の夜の涙に凍るわが袖のように、心もうちとけないように見えるあなたよ。
意訳
冬の夜、涙で凍りついた私の袖のように、あなたは少しも心をうちとけてくれないように見える。
語釈・文法注
和歌
- 作者
- 藤原兼輔(ふじわらのかねすけ) 877–933
藤原利基の子。中納言に至った。賀茂川の堤に邸があったので堤中納言と呼ばれた。紫式部の曽祖父。三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十一・恋歌一・1058番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「女の許よりかへり侍りけるに、程もなく雪のいみじうふり侍りければ」(女のもとから帰りました時、まもなく雪がひどく降りましたので)。
修辞
- 体言止め
- 体言止め。
解説
兼輔の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、192頁(コマ106)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日