古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1408番

思ひ出づや

伊勢(いせ)

思い出しますか。美濃の小山の一本松のように、約束したことはいつも忘れません。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
伊勢
  1. 1思おも思おもおもひひい出い出いいづやづやずや初句
  2. 2美濃みの美濃みのみののののををお山やま山やまやまののの二句
  3. 3一ひと一ひとひとつつつ松まつ松まつまつ三句
  4. 4契ちぎ契ちぎちぎりしりしりし事こと事ことことははは四句
  5. 5いつもいつもいつも忘わす忘わすわすれずれずれず結句

引用の仕方

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現代語訳

思い出しますか。美濃の小山の一本松のように、約束したことはいつも忘れません。

意訳

思い出してくださいますか。美濃の小山の一本松がいつも変わらないように、私はあなたと約束したことを片時も忘れません。

語釈・文法注

まつ
「松」と「待つ」を響かせる。

和歌

作者
伊勢(いせ) 872?–938?
伊勢守藤原継蔭の娘。宇多天皇の中宮温子に仕え、宇多天皇の皇子を産んだ。のち敦慶親王との間に娘の中務(歌人)を産んだ。『古今和歌集』に女性歌人として最も多い歌が入る。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1408番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

初句切れ
初句切れ。

解説

伊勢の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、255頁(コマ137)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日