古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 695番

なげきつゝ

俊恵法師(しゅんえほうし)

嘆きながら、今年も暮れてしまった。露のようにはかない命が、生きていることだけを思い出にして。

作者
俊惠法師(俊恵法師)
  1. 1俊成卿としなりのきやう俊成卿としなりのきやうとしなりのきょうののの家いへ家いへいえににに十首じつしゆ十首じつしゆじっしゅののの歌うた歌うたうたよみよみよみ侍はべ侍はべはべりけるにりけるにりけるに、、、歲暮さいぼ歲暮さいぼさいぼののの心こころ心こころこころををを詞書
  2. 2なげきつゝなげきつゝなげきつつ初句
  3. 3今年ことし今年ことしことしももも暮く暮くくれぬれぬれぬ二句
  4. 4露つゆ露つゆつゆののの命いのち命いのちいのち三句
  5. 5生い生いいけるばかりけるばかりけるばかりををを四句
  6. 6思おも思おもおもひひい出で出ででにしてにしてにして結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕俊成卿の家で十首歌を詠みました時に、「歳暮」の心を。

嘆きながら、今年も暮れてしまった。露のようにはかない命が、生きていることだけを思い出にして。

意訳

嘆きながら、今年もまた暮れてしまった。露のようにはかない命が、まだ生きていることだけを、この一年の思い出として。

語釈・文法注

露の命
露のようにはかない命。

和歌

作者
俊恵法師(しゅんえほうし) 1113–?
源俊頼の子。東大寺の僧。京都白川の自坊を「歌林苑」と名づけ、身分を問わず歌人を集めて歌会を開いた。鴨長明の和歌の師。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・695番
歌体
短歌
状況
詞書「俊成卿の家に十首の歌よみ侍りけるに、歲暮の心を」(俊成卿の家で十首歌を詠みました時に、「歳暮」の心を)。

修辞

二句切れ
二句切れ。
字余り
第三句。
倒置
倒置。

解説

俊恵の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、121頁(コマ70)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日