古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十三 恋歌三 1213番

足曳の

大伴家持(おおとものやかもち)

山の陰の草を結んでおいて、恋い続けるのだろうか、逢う方法がないので。

作者
中納言家持(大伴家持)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2足曳あしびき足曳あしびきあしびきののの初句
  3. 3山やま山やまやまのかげのかげのかげ草ぐさ草ぐさぐさ二句
  4. 4結むす結むすむすびおきてびおきてびおきて三句
  5. 5戀こ戀ここひやわたらむひやわたらむいやわたらむ四句
  6. 6逢あ逢ああふよしふよしうよしをををなみなみなみ結句

引用の仕方

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現代語訳

山の陰の草を結んでおいて、恋い続けるのだろうか、逢う方法がないので。

意訳

山の陰の草を結んで契ったけれど、逢うすべもないので、このまま恋い続けることになるのだろうか。

語釈・文法注

よしをなみ
方法がないので。

和歌

作者
大伴家持(おおとものやかもち) 718?–785
大伴旅人の子。越中守などを経て中納言に至った。『万葉集』の編纂に深く関わったとされ、同集に最も多くの歌を残す。繊細で抒情的な歌風で知られる。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十三・恋歌三・1213番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

字余り
第三句。
四句切れ
四句切れ。
倒置
倒置。

解説

家持の歌。もとは『万葉集』巻第十一の作者未詳歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、222頁(コマ121)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日