新古今和歌集 巻第十一 恋歌一 1005番
あら玉の
年が越えるのにまかせて見ているよりは、私こそ越えよう、逢坂の関を。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕つれなかった女に、十二月の末日に贈った歌。
年が越えるのにまかせて見ているよりは、私こそ越えよう、逢坂の関を。
意訳
年が改まって越えていくのをただ見ているよりは、私のほうから逢坂の関を越えて、あなたに逢いに行こう。
語釈・文法注
- あら玉の
- 「年」の枕詞。
- 逢坂の関
- 「逢ふ」を掛ける。
和歌
- 作者
- 藤原伊尹(ふじわらのこれただ) 924–972
藤原師輔の子。摂政・太政大臣に至った。諡は謙徳公。和歌所の別当として『後撰和歌集』の撰集に関わった。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十一・恋歌一・1005番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「つれなく侍りける女に、師走のつごもりにつかはしける」(つれなかった女に、十二月の末日に贈った歌)。
修辞
- 枕詞
- 「あら玉の」。
- 体言止め
- 体言止め。
解説
伊尹の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、183頁(コマ101)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日