古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1328番

さりともと

式子内親王(しょくしないしんのう)

それでもと待った月日が過ぎていく。人の心の花の色が移ろうのにまかせて。

作者
式子内親王
  1. 1百首ひやくしゆ百首ひやくしゆひゃくしゅののの歌うた歌うたうたののの中なか中なかなかににに詞書
  2. 2さりともとさりともとさりともと初句
  3. 3待ま待ままちしちしちし月日つきひ月日つきひつきひぞぞぞ二句
  4. 4移うつ移うつうつりりり行ゆ行ゆゆくくく三句
  5. 5心こころ心こころこころののの花はな花はなはなののの四句
  6. 6色いろ色いろいろにまかせてにまかせてにまかせて結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕百首歌の中で。

それでもと待った月日が過ぎていく。人の心の花の色が移ろうのにまかせて。

意訳

それでも来てくれるかと待った月日は過ぎていく。あの人の心の花の色が移ろっていくのにまかせて。

語釈・文法注

心の花
移ろいやすい人の心を花にたとえた語。

和歌

作者
式子内親王(しょくしないしんのう) ?–1201
後白河天皇の皇女。賀茂の斎院を務めた。藤原俊成に和歌を学び、内に秘めた激しい情を静かな調べで詠んだ。『新古今和歌集』に女性歌人として最も多い四十九首が入る。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1328番
歌体
短歌
状況
詞書「百首の歌の中に」(百首歌の中で)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
倒置
倒置。

解説

式子内親王の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、242頁(コマ131)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日