古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1250番

春雨の

後朱雀院(ごすざくいん)

春雨の降りしきるころは、青柳の糸が乱れるように、心乱れて、人が恋しい。

作者
後朱雀院御歌(後朱雀院)
  1. 1麗景殿れいけいでん麗景殿れいけいでんれいけいでんののの女御にようご女御にようごにょうご參まゐ參まゐまいりてりてりて後のち後のちのち、、、雨あめ雨あめあめ降ふ降ふふりりり侍はべ侍はべはべりけるりけるりける日ひ日ひひ、、、梅壺うめつぼ梅壺うめつぼうめつぼののの女御にようご女御にようごにょうごににに詞書
  2. 2春雨はるさめ春雨はるさめはるさめののの初句
  3. 3降ふ降ふふりしくころはりしくころはりしくころは二句
  4. 4靑柳あをやぎ靑柳あをやぎあおやぎののの三句
  5. 5いとみだれつゝいとみだれつゝいとみだれつつ四句
  6. 6人ひと人ひとひとぞぞぞ戀こ戀ここひしきひしきいしき結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕麗景殿の女御が入内した後、雨の降りました日に、梅壺の女御に。

春雨の降りしきるころは、青柳の糸が乱れるように、心乱れて、人が恋しい。

意訳

春雨の降りしきるころは、青柳の糸が乱れるように、私の心も乱れて、あなたが恋しい。

語釈・文法注

いと
青柳の「糸」と「いと(たいそう)」を掛ける。

和歌

作者
後朱雀院(ごすざくいん) 1009–1045
第六十九代天皇。一条天皇の皇子で、母は上東門院彰子。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1250番
歌体
短歌
状況
詞書「麗景殿の女御參りて後、雨降り侍りける日、梅壺の女御に」(麗景殿の女御が入内した後、雨の降りました日に、梅壺の女御に)。

修辞

掛詞
「いと」に「糸」と「いと」。

解説

後朱雀天皇の歌。底本は第二句を「降りしくころは」とするが、「降りしくころか」とする本もある。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、229頁(コマ124)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日