源氏物語 第39帖
夕霧(ゆうぎり)
まじめ人と評判の夕霧は、柏木の未亡人落葉の宮に心を寄せ、宮の母一条御息所が療養する小野の山荘を訪ねる。霧に閉ざされた夜、夕霧は宮の御簾の内に入るが、何事もなく明け方に帰る。しかし律師から夕霧の朝帰りを聞いた御息所は、宮が軽んじられたと思い込み、夕霧に恨みの手紙を送る。その手紙を妻の雲居の雁に隠され、夕霧の返事が遅れたため、御息所は絶望のうちに亡くなる。夕霧は宮を一条宮に移して既成事実を作ろうとするが、宮は塗籠に籠って拒み続ける。雲居の雁は怒って子どもを連れ実家に帰り、夕霧は二人の女性の間で苦しむ。
場面
- 場面1まめ人夕霧の思い
- 場面2小野の山荘
- 場面3御簾越しの恨み言
- 場面4霧に閉ざされた夕べ
- 場面5襖の隔て
- 場面6明け方の月
- 場面7霧に紛れての帰り
- 場面8濡れ衣の歌
- 場面9宮の嘆き
- 場面10律師の告げ口
- 場面11御息所の嘆き
- 場面12母と娘
- 場面13夕霧からの手紙
- 場面14御息所の歌
- 場面15雲居の雁が手紙を奪う
- 場面16隠された手紙
- 場面17手紙の発見
- 場面18夕霧の返事
- 場面19御息所の最期の言葉
- 場面20御息所の死
- 場面21弔問と葬送
- 場面22夕霧の弔問
- 場面23小野に残る宮
- 場面24返事のない宮
- 場面25雲居の雁の歌
- 場面26九月の小野
- 場面27少将の君の話
- 場面28鹿の音の歌
- 場面29一条宮の月
- 場面30宮の手習い
- 場面31源氏と紫の上の思い
- 場面32源氏と夕霧
- 場面33朱雀院の諫め
- 場面34一条宮の支度
- 場面35宮の移転
- 場面36一条宮への帰還
- 場面37塗籠に籠る宮
- 場面38花散里と夕霧
- 場面39夕霧の美しさ
- 場面40鬼になった雲居の雁
- 場面41松島の海人の衣
- 場面42拒み続ける宮
- 場面43塗籠の北の口
- 場面44宮の涙
- 場面45一条宮の朝
- 場面46雲居の雁の里帰り
- 場面47実家の雲居の雁
- 場面48子どもたちと夕霧
- 場面49致仕の大臣の文
- 場面50藤典侍の歌
- 場面51夕霧の子どもたち