源氏物語 第21帖
少女(おとめ)
源氏は十二歳になった夕霧を元服させるが、あえて六位にとどめ、大学寮で学問をさせる。夕霧は勉学に励み、進士に及第する。一方、梅壺女御(秋好中宮)が立后し、源氏は太政大臣、頭中将は内大臣となる。内大臣は娘の雲居雁を東宮に入内させようと考えていたが、大宮のもとで共に育った夕霧と雲居雁が恋仲であることを知って激怒し、雲居雁を自邸に引き取る。夕霧は六位の身を嘲られ、悲嘆にくれる。その年の豊明の節会で、夕霧は惟光の娘の五節の舞姫に心ひかれる。翌年、源氏は六条京極に四町からなる六条院を造営し、紫の上・花散里・秋好中宮・明石の君を四季の町に住まわせる。