源氏物語 第37帖
横笛(よこぶえ)
柏木の一周忌が過ぎ、源氏は何も知らずに育つ若君(薫)に心を動かされる。朱雀院から贈られた筍をかじる若君の姿に、源氏は柏木の面影を見る。夕霧は秋の夕べに一条宮を訪ね、落葉の宮と想夫恋を合奏し、一条御息所から柏木愛用の横笛を贈られる。その夜、夕霧の夢に柏木が現れ、笛は自分の子孫に伝えてほしいと告げる。夕霧は六条院を訪れ、匂宮や若君と戯れながら、若君が柏木に似ていることに気づく。夕霧は源氏に夢と柏木の遺言を語るが、源氏は笛を預かると言うのみで、真相を語ろうとはしない。