古典ライブラリー

源氏物語 第19帖

薄雲(うすぐも)

冬、源氏は明石の姫君を二条院に引き取り、紫の上の養女とすることを明石の君に勧める。明石の君は悩んだ末、尼君の説得に従い、雪の日に姫君を手放す。紫の上は姫君をかわいがり、袴着の儀も盛大に行われる。翌年、太政大臣(もとの左大臣)が亡くなり、天変地異が続く中、藤壺が三十七歳で亡くなる。源氏は「入日さす峯にたなびく薄雲」と悲しみの歌を詠む。その後、夜居の僧都が冷泉帝に出生の秘密を明かし、帝は源氏が実の父であることを知って譲位を考えるが、源氏は固く辞退する。秋、源氏は里下りした斎宮女御に恋情をほのめかし、春と秋のどちらを好むかを問う。

場面

  1. 場面1明石の君の苦悩
  2. 場面2尼君の説得と雪の日
  3. 場面3姫君との別れ
  4. 場面4二条院の姫君と新年
  5. 場面5大堰への訪れ
  6. 場面6太政大臣の死と天変
  7. 場面7藤壺の死
  8. 場面8夜居の僧都の密奏
  9. 場面9冷泉帝の煩悶
  10. 場面10帝の譲位の意向と源氏の辞退
  11. 場面11斎宮女御の里下り
  12. 場面12春秋の争い
  13. 場面13大堰の篝火