源氏物語 第26帖
常夏(とこなつ)
暑い夏の日、源氏は釣殿で夕霧や内大臣の子息たちと涼み、内大臣が近江の君という娘を引き取ったという噂を話題にする。源氏は玉鬘に和琴を教え、内大臣の和琴の名手ぶりを語って、玉鬘の実父への思いを募らせる。源氏は玉鬘への恋心と、いずれ実父に知らせるべきかとの思いの間で迷う。一方、内大臣は、源氏が引き取った姫君の評判を聞いて妬み、昼寝をしていた雲居雁をたしなめる。内大臣は、早口で品のない近江の君の扱いに困り、弘徽殿の女御のもとで行儀を学ばせようとする。近江の君は女御に奇妙な歌を送り、女房たちの失笑を買う。