古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十九 雑体(誹諧歌) 1015番

睦言も

凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)

睦言もまだ尽きないのに、夜が明けてしまったようだ。どこにあるのか、秋の夜は長いという、その夜は。

作者
凡河内躬恒
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2睦言むつごと睦言むつごとむつごとももも初句
  3. 3まだまだまだ盡つ盡つつきなくにきなくにきなくに二句
  4. 4明あ明ああけぬめりけぬめりけぬめり三句
  5. 5いづらはいづらはいずらは秋あき秋あきあきののの四句
  6. 6長なが長ながながしてしてしちょふふう夜よ夜よよははは結句

引用の仕方

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現代語訳

睦言もまだ尽きないのに、夜が明けてしまったようだ。どこにあるのか、秋の夜は長いという、その夜は。

意訳

秋の夜長というのに、恋人との語らいの夜はたちまち明けてしまう、と嘆く。

語釈・文法注

睦言
男女の親しい語らい。
いづらは
どこにあるのか。

和歌

作者
凡河内躬恒(おおしこうちのみつね) 生没年未詳(九世紀末〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。甲斐少目・和泉大掾など地方の下級官人を務めたが、歌才は宇多・醍醐両天皇に重んじられ、屏風歌や歌合で活躍した。貫之と並ぶ歌人とされる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十九・雑体(誹諧歌)・1015番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

凡河内躬恒の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、191頁(コマ109)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日