古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十七 雑歌上 917番

すみよしと

壬生忠岑(みぶのただみね)

住みよい所だと海人が告げても、長居をしてはいけない。人を忘れさせる忘れ草が生えているというから。

作者
壬生忠岑
  1. 1あひあひあい知し知ししれりけるれりけるれりける人ひと人ひとひとののの住吉すみよし住吉すみよしすみよしにまうでけるによみてつかはしけるにまうでけるによみてつかはしけるにもうでけるによみてつかわしける詞書
  2. 2すみよしとすみよしとすみよしと初句
  3. 3蜑あま蜑あまあまはははつぐともつぐともつぐとも二句
  4. 4ながゐすなながゐすなながいすな三句
  5. 5人ひと人ひとひと忘わす忘わすわすれれれ草ぐさ草ぐさぐさ四句
  6. 6おふといふなりおふといふなりおうというなり結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕知り合いの人が住吉に参詣したので、詠んで贈った歌。

住みよい所だと海人が告げても、長居をしてはいけない。人を忘れさせる忘れ草が生えているというから。

意訳

住吉には忘れ草が生えるという言い伝えから、早く帰ってきてほしいと詠む。

語釈・文法注

すみよし
「住み良し」と「住吉」。

和歌

作者
壬生忠岑(みぶのただみね) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。右衛門府生など下級の武官を務めた。歌論書『和歌体十種(忠岑十体)』の作者とされる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十七・雑歌上・917番
歌体
短歌
状況
詞書「あひ知れりける人の住吉にまうでけるによみてつかはしける」(知り合いの人が住吉に参詣したので、詠んで贈った歌)。

修辞

掛詞
「すみよし」。

解説

壬生忠岑の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、164〜165頁(コマ95)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日