古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十七 雑歌上 916番

難波潟

紀貫之(きのつらゆき)

難波潟に生える玉藻を刈る、かりそめの海人に私はなってしまいそうだ。

作者
貫之(紀貫之)
  1. 1なになになにはははにまかれりけるにまかれりけるにまかれりける時とき時ときときによめるによめるによめる詞書
  2. 2難波潟なにはがた難波潟なにはがたなにわがた初句
  3. 3おふるおふるおうる玉藻たまも玉藻たまもたまもををを二句
  4. 4かりそめのかりそめのかりそめの三句
  5. 5蜑あま蜑あまあまとぞわれとぞわれとぞわれははは四句
  6. 6なりぬべらなるなりぬべらなるなりぬべらなる結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕難波へ出かけた時に詠んだ歌。

難波潟に生える玉藻を刈る、かりそめの海人に私はなってしまいそうだ。

意訳

難波の美しい景色に心ひかれ、しばらく海人になって住みたい、と詠む。

語釈・文法注

かり
「刈り」と「仮」。

和歌

作者
紀貫之(きのつらゆき) 872?–945?
『古今和歌集』の撰者の中心で、仮名序を書いた。御書所預などを経て土佐守となり、任期を終えて帰京する旅を『土佐日記』に書いた。理知的で技巧に富む歌風で、『古今和歌集』に最も多い百首あまりが入る。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十七・雑歌上・916番
歌体
短歌
状況
詞書「なにはにまかれりける時によめる」(難波へ出かけた時に詠んだ歌)。

修辞

掛詞
「かり」。

解説

紀貫之の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、164頁(コマ95)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日