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古今和歌集 巻第八 離別歌 394番

山風に

僧正遍昭(そうじょうへんじょう)

山風に桜が吹き巻かれて乱れ散ってほしい。散る花にまぎれて、帰る人が立ちとまるように。

「山風に」の歌をもとにした情景。山風に桜が吹き巻かれて乱れ散ってほしい。散る花にまぎれて、帰る人が立ちとまるように。
「山風に」の歌をもとにした情景。山風に桜が吹き巻かれて乱れ散ってほしい。散る花にまぎれて、帰る人が立ちとまるように。
作者
僧正遍昭
  1. 1雲林院うりんゐん雲林院うりんゐんうりんいんのみこののみこののみこの舍利會しやりゑ舍利會しやりゑしやりえににに山やま山やまやまににに登のぼ登のぼのぼりてりてりて歸かへ歸かへかえりけるにりけるにりけるに櫻さくら櫻さくらさくらののの花はな花はなはなのもとにてよめるのもとにてよめるのもとにてよめる詞書
  2. 2山風やまかぜ山風やまかぜやまかぜににに初句
  3. 3櫻さくら櫻さくらさくらふきまきふきまきふきまき二句
  4. 4みだれなむみだれなむみだれなむ三句
  5. 5はなのまぎれにはなのまぎれにはなのまぎれに四句
  6. 6立た立たたちとまるべくちとまるべくちとまるべく結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕雲林院の親王の舎利会に山に登って帰る時に、桜の花の下で詠んだ歌。

山風に桜が吹き巻かれて乱れ散ってほしい。散る花にまぎれて、帰る人が立ちとまるように。

意訳

散る花で道が見えなくなれば、帰る人も立ちとまるだろう、と別れを惜しむ。

語釈・文法注

舎利会
仏舎利を供養する法会。
吹きまき
吹き巻いて。

和歌

作者
僧正遍昭(そうじょうへんじょう) 816–890
桓武天皇の孫で、俗名は良岑宗貞(よしみねのむねさだ)。仁明天皇に仕えて蔵人頭となったが、天皇の崩御を機に出家し、のちに僧正となって元慶寺・花山寺を開いた。素性法師の父。六歌仙・三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第八・離別歌・394番
歌体
短歌
状況
詞書「雲林院のみこの舍利會に山に登りて歸りけるに櫻の花のもとにてよめる」(雲林院の親王の舎利会に山に登って帰る時に、桜の花の下で詠んだ歌)。

解説

僧正遍昭の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、73頁(コマ50)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日