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古今和歌集 巻第八 離別歌 395番

ことならば

幽仙法師(ゆうせんほうし)

同じことなら、あなたがとどまるように、花よ美しく咲いてほしい。帰してしまうのは、花のつらいことではないか。

「ことならば」の歌をもとにした情景。同じことなら、あなたがとどまるように、花よ美しく咲いてほしい。帰してしまうのは、花のつらいことではないか。
「ことならば」の歌をもとにした情景。同じことなら、あなたがとどまるように、花よ美しく咲いてほしい。帰してしまうのは、花のつらいことではないか。
詞書
「雲林院のみこの舍利會に山に登りて歸りけるに櫻の花のもとにてよめる」(前の歌と同じ詞書)
作者
幽仙法師
  1. 1ことならばことならばことならば初句
  2. 2君きみ君きみきみ留とま留とまとまるべくるべくるべく二句
  3. 3匂にほ匂にほにおははわなむなむなん三句
  4. 4歸かへ歸かへかえすすすははは花はな花はなはなののの四句
  5. 5憂う憂ううきにやはあらぬきにやはあらぬきにやわあらぬ結句

引用の仕方

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現代語訳

同じことなら、あなたがとどまるように、花よ美しく咲いてほしい。帰してしまうのは、花のつらいことではないか。

意訳

花が美しければ人は帰らないはず。帰してしまっては、花の恥ではないか、と花に呼びかける。

語釈・文法注

ことならば
同じことなら。
匂はなむ
美しく咲いてほしい。
憂きにやはあらぬ
つらいことではないか。

和歌

作者
幽仙法師(ゆうせんほうし) 836–900
比叡山の僧で、延暦寺の別当を務めた。
出典
『古今和歌集』巻第八・離別歌・395番
歌体
短歌
状況
詞書「雲林院のみこの舍利會に山に登りて歸りけるに櫻の花のもとにてよめる」(雲林院の親王の舎利会に山に登って帰る時に、桜の花の下で詠んだ歌)。

解説

幽仙法師の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、74頁(コマ50)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日