古典ライブラリー

古今和歌集 巻第八 離別歌 371番

をしむから

紀貫之(きのつらゆき)

別れを惜しむ今でさえ恋しいのに、白雲が立つように旅立ってしまった後は、どんな気持ちがするだろう。

「をしむから」の歌をもとにした情景。別れを惜しむ今でさえ恋しいのに、白雲が立つように旅立ってしまった後は、どんな気持ちがするだろう。
「をしむから」の歌をもとにした情景。別れを惜しむ今でさえ恋しいのに、白雲が立つように旅立ってしまった後は、どんな気持ちがするだろう。
作者
紀貫之
  1. 1人ひと人ひとひとのむまののむまののむまのはなむけにてよめるはなむけにてよめるはなむけにてよめる詞書
  2. 2をしむからをしむからおしむから初句
  3. 3戀こひ戀こひこいしきものしきものしきものををを二句
  4. 4白雲しらくも白雲しらくもしらくもののの三句
  5. 5立た立たたちなむのちはちなむのちはちなむのちわ四句
  6. 6なになになに心地ここち心地ここちここちせむせむせむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕人の送別の宴で詠んだ歌。

別れを惜しむ今でさえ恋しいのに、白雲が立つように旅立ってしまった後は、どんな気持ちがするだろう。

意訳

まだ目の前にいる今から恋しいのだから、旅立った後はどれほど恋しいだろう、と別れを惜しむ。

語釈・文法注

をしむから
惜しむ時から。
立ちなむのち
旅立ってしまった後。

和歌

作者
紀貫之(きのつらゆき) 872?–945?
『古今和歌集』の撰者の中心で、仮名序を書いた。御書所預などを経て土佐守となり、任期を終えて帰京する旅を『土佐日記』に書いた。理知的で技巧に富む歌風で、『古今和歌集』に最も多い百首あまりが入る。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第八・離別歌・371番
歌体
短歌
状況
詞書「人のむまのはなむけにてよめる」(人の送別の宴で詠んだ歌)。

修辞

掛詞
「立ち」に雲が「立つ」と「発つ」。

解説

紀貫之の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、68頁(コマ47)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日