古典ライブラリー

古今和歌集 巻第六 冬歌 328番

白雪の

壬生忠岑(みぶのただみね)

白雪が降り積もった山里では、住む人までもが思い消え入りそうになっているだろうか。

「白雪の」の歌をもとにした情景。白雪が降り積もった山里では、住む人までもが思い消え入りそうになっているだろうか。
「白雪の」の歌をもとにした情景。白雪が降り積もった山里では、住む人までもが思い消え入りそうになっているだろうか。
詞書
「寛平の御時后の宮の歌合の歌」(前の歌と同じ詞書)
作者
壬生忠岑
  1. 1白雪しらゆき白雪しらゆきしらゆきののの初句
  2. 2ふりてつもれるふりてつもれるふりてつもれる二句
  3. 3やまやまやま里ざと里ざとざとははは三句
  4. 4すむすむすむ人ひと人ひとひとさへやさへやさえや四句
  5. 5おもひきゆらむおもひきゆらむおもいきゆらむ結句

引用の仕方

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現代語訳

白雪が降り積もった山里では、住む人までもが思い消え入りそうになっているだろうか。

意訳

雪に閉ざされた山里では、雪が消えるように、住む人も心細さで消え入りそうだろう、と思いやる。

語釈・文法注

思ひ消ゆ
心がくじける。雪が「消ゆ」をかける。

和歌

作者
壬生忠岑(みぶのただみね) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。右衛門府生など下級の武官を務めた。歌論書『和歌体十種(忠岑十体)』の作者とされる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第六・冬歌・328番
歌体
短歌
状況
詞書「寛平の御時后の宮の歌合の歌」(寛平の御時、后の宮の歌合の歌)。

修辞

縁語
「雪」「消ゆ」。

解説

壬生忠岑の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、59頁(コマ43)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日