古典ライブラリー

古今和歌集 巻第六 冬歌 327番

みよしのの

壬生忠岑(みぶのただみね)

吉野の山の白雪を踏み分けて入ってしまった人は、その後、便りもよこさない。

「みよしのの」の歌をもとにした情景。吉野の山の白雪を踏み分けて入ってしまった人は、その後、便りもよこさない。
「みよしのの」の歌をもとにした情景。吉野の山の白雪を踏み分けて入ってしまった人は、その後、便りもよこさない。
詞書
「寛平の御時后の宮の歌合の歌」(前の歌と同じ詞書)
作者
壬生忠岑
  1. 1みよしののみよしののみよしのの初句
  2. 2山やま山やまやまののの白雪しらゆき白雪しらゆきしらゆき二句
  3. 3ふみわけてふみわけてふみわけて三句
  4. 4入い入いいりにしりにしりにし人ひと人ひとひとののの四句
  5. 5おとづれもせぬおとづれもせぬおとずれもせぬ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

吉野の山の白雪を踏み分けて入ってしまった人は、その後、便りもよこさない。

意訳

雪深い吉野の山に入った人(山に隠れ住んだ人)からは、何の音沙汰もない、と思いやる。

語釈・文法注

入りにし人
(山に)入った人。
おとづれ
便り、訪れ。

和歌

作者
壬生忠岑(みぶのただみね) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。右衛門府生など下級の武官を務めた。歌論書『和歌体十種(忠岑十体)』の作者とされる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第六・冬歌・327番
歌体
短歌
状況
詞書「寛平の御時后の宮の歌合の歌」(寛平の御時、后の宮の歌合の歌)。

解説

壬生忠岑の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、59頁(コマ43)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日