古今和歌集 巻第三 夏歌 157番
暮るるかと
暮れたかと見るともう明けてしまう夏の夜を、物足りないと思って鳴くのか、山ほととぎすは。

現代語訳
暮れたかと見るともう明けてしまう夏の夜を、物足りないと思って鳴くのか、山ほととぎすは。
意訳
夏の夜はあまりに短いので、ほととぎすもそれを不満に思って鳴いているのだろう。
語釈・文法注
- あかずとや
- 満足できないと思ってか。
和歌
- 作者
- 壬生忠岑(みぶのただみね) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。右衛門府生など下級の武官を務めた。歌論書『和歌体十種(忠岑十体)』の作者とされる。三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第三・夏歌・157番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「寛平の御時きさいの宮の歌合の歌」(寛平の御時、后の宮の歌合の歌)。
解説
壬生忠岑の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、28頁(コマ27)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日