古今和歌集 巻第三 夏歌 158番
夏山に
夏山に、恋しい人が入ってしまったのだろうか。声をふりしぼって鳴くほととぎすよ。

現代語訳
夏山に、恋しい人が入ってしまったのだろうか。声をふりしぼって鳴くほととぎすよ。
意訳
ほととぎすが声をふりしぼって鳴くのは、恋しい相手が山の奥へ去ってしまったからだろうか。
語釈・文法注
- 入りにけむ
- 入ってしまったのだろうか。
- ふりたてて
- 声を張り上げて。
和歌
- 作者
- 紀秋岑(きのあきみね) 生没年未詳
紀貫之の一族で、経歴はほとんどわからない。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第三・夏歌・158番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「寛平の御時きさいの宮の歌合の歌」(寛平の御時、后の宮の歌合の歌)。
解説
紀秋岑の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、28頁(コマ27)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日