古典ライブラリー

古今和歌集 巻第三 夏歌 153番

さみだれに

紀友則(きのとものり)

五月雨の降るころ、物思いにふけっていると、ほととぎすが夜更けに鳴いて、どこへ行くのだろう。

「さみだれに」の歌をもとにした情景。五月雨の降るころ、物思いにふけっていると、ほととぎすが夜更けに鳴いて、どこへ行くのだろう。
「さみだれに」の歌をもとにした情景。五月雨の降るころ、物思いにふけっていると、ほととぎすが夜更けに鳴いて、どこへ行くのだろう。
作者
紀友則
  1. 1寛平くわんぴやう寛平くわんぴやうかんぴょうののの御時おほんとき御時おほんときおおんとききさいのきさいのきさいの宮みや宮みやみやののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせののの歌うた歌うたうた詞書
  2. 2さみだれにさみだれにさみだれに初句
  3. 3物思ものおも物思ものおもものおもひひいををおればればれば二句
  4. 4郭公ほととぎす郭公ほととぎすほととぎす三句
  5. 5夜よ夜よよぶかくぶかくぶかく鳴な鳴ななきてきてきて四句
  6. 6いづちいづちいずち行ゆ行ゆゆくらむくらむくらむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕寛平の御時、后の宮の歌合の歌。

五月雨の降るころ、物思いにふけっていると、ほととぎすが夜更けに鳴いて、どこへ行くのだろう。

意訳

長雨の夜、眠れずに物思いをしていると、ほととぎすが鳴いて飛び去っていく。その行方を思いやる。

語釈・文法注

さみだれ
陰暦五月の長雨。
夜ぶかく
夜が更けて。
いづち
どちらへ。

和歌

作者
紀友則(きのとものり) ?–905?
『古今和歌集』の撰者の一人で、紀貫之の従兄。大内記などを務めたが、集の完成を待たずに亡くなり、巻第十六に貫之・壬生忠岑の哀悼の歌がある。のびやかで格調のある歌風で知られる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第三・夏歌・153番
歌体
短歌
状況
詞書「寛平の御時きさいの宮の歌合の歌」(寛平の御時、后の宮の歌合の歌)。

解説

紀友則の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、27頁(コマ27)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日