古今和歌集 巻第二 春歌下 126番
思ふどち
気の合う者どうしで春の山辺に連れ立って出かけ、どこと決めない旅寝をしてみたいものだ。

現代語訳
〔詞書〕春の歌として詠んだ歌。
気の合う者どうしで春の山辺に連れ立って出かけ、どこと決めない旅寝をしてみたいものだ。
意訳
親しい仲間と春の山に出かけ、行き当たりばったりに野宿をしてみたい、と春の気ままな遊びを願う。
語釈・文法注
- 思ふどち
- 気の合う者どうし。
- うちむれて
- 連れ立って。
- してしが
- 「てしが」は願望。…したいものだ。
和歌
- 作者
- 素性法師(そせいほうし) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀初め)
僧正遍昭の子。俗名は良岑玄利(よしみねのはるとし)といい、父の命で出家した。雲林院や大和の石上の良因院に住み、宇多天皇・醍醐天皇の歌会や屏風歌に召された。三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第二・春歌下・126番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「春の歌とてよめる」(春の歌として詠んだ歌)。
解説
素性法師の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、22頁(コマ24)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日