人物事典 / た行
高橋虫麻呂
たかはしのむしまろ
生没年未詳
人物について
奈良時代前半の歌人。藤原宇合に仕えたとみられ、伝説や地方の風物を詠んだ長歌にすぐれる。
古典ライブラリーで読める歌:『万葉集』6首
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『万葉集』の高橋虫麻呂
6首万葉集・319〜321番なまよみの 甲斐の國なまよみの甲斐の國 打ち寄する駿河の國と こちごちの國のみ中ゆ 出で立てる不盡の高嶺は 天雲もい行き憚り 飛ぶ鳥も翔びも上らず 燎ゆる火を雪もて消ち 降る雪を火もて消ちつつ 言ひもかね名づけも知らに 靈しくも坐す神かも 石花の海と名づけてあるも その山の包める海ぞ 不盡河と人の渡るも その山の水のたぎちぞ 日本のやまとの國の 鎭とも坐す神かも 寶ともなれる山かも 駿河なる不盡の高峯は見れど飽かぬかも 不盡の嶺に 零り置ける雪は 六月の 十五日に消ぬれば その夜降りけり 不盡の嶺を 高みかしこみ 天雲も い行きはばかり 棚引くものを原文・訳・解説を読む 万葉集・971〜972番白雲の 龍田の山の白雲の龍田の山の 露霜に色づく時に うち超えて旅行く君は 五百重山い行きさぐみ 賊守る筑紫に至り 山の極野の極見よと 伴の部を班ち遣はし 山彦の應へむ極 谷蟇のさ渡る極 國狀を見し給ひて 冬ごもり春さり行かば 飛ぶ鳥のはやく來まさね 龍田道の丘邊の路に 丹躑躅の薰はむ時の 櫻花咲きなむ時に 山たづの迎へ參出む君が來まさば 千萬の 軍なりとも 言擧せず 取りて來ぬべき 男とぞ念ふ原文・訳・解説を読む 万葉集・1497番筑波根に 吾が行けりせば筑波根に 吾が行けりせば 霍公鳥 山彥響め 鳴かましやそれ原文・訳・解説を読む