古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十九 雑体(誹諧歌) 1055番

ねぎごとを

讃岐(さぬき)

願い事をそんなにまで聞いたであろう神社こそ、最後には嘆き(投げ木)の森となるのだろう。

作者
讚岐(讃岐)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2ねぎごとをねぎごとをねぎごとお初句
  3. 3さのみさのみさのみ聞き聞きききけむきけむきけむ二句
  4. 4社やしろ社やしろやしろこそこそこそ三句
  5. 5果はて果はてはてはははなげきのなげきのなげきの四句
  6. 6森もり森もりもりとなるらめとなるらめとなるらめ結句

引用の仕方

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現代語訳

願い事をそんなにまで聞いたであろう神社こそ、最後には嘆き(投げ木)の森となるのだろう。

意訳

願いをかなえてもらえなかった人々の嘆きが積もり、神社が「嘆きの森」になる、とおどける。

語釈・文法注

ねぎごと
神への願い事。
なげき
「嘆き」と「投げ木(薪)」。

和歌

作者
讃岐(さぬき) 生没年未詳
女房と見られるが、経歴は伝わらない。
出典
『古今和歌集』巻第十九・雑体(誹諧歌)・1055番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

掛詞
「なげき」。

解説

讃岐の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、196頁(コマ111)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日