古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十九 雑体(誹諧歌) 1056番

なげきこる

大輔(たいふ)

嘆き(投げ木)を伐る山が高くなったので、頬杖ばかりがまずつかれることだ。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
大輔
  1. 1なげきこるなげきこるなげきこる初句
  2. 2山やま山やまやまとしとしとし高たか高たかたかくくく二句
  3. 3なりぬればなりぬればなりぬれば三句
  4. 4つらつらつら杖づゑ杖づゑずえのみぞのみぞのみぞ四句
  5. 5まづつかれけるまづつかれけるまずつかれける結句

引用の仕方

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現代語訳

嘆き(投げ木)を伐る山が高くなったので、頬杖ばかりがまずつかれることだ。

意訳

嘆きが山のように積もり、頬杖をついて物思いにふける、とおどける。

語釈・文法注

つら杖
頬杖。物思いのしぐさ。

和歌

作者
大輔(たいふ) 生没年未詳
女房と見られるが、経歴は伝わらない。
出典
『古今和歌集』巻第十九・雑体(誹諧歌)・1056番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

掛詞
「なげき」。

解説

大輔の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、197頁(コマ112)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日