古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十七 雑歌上 924番

誰が爲に

承均法師(そうくほうし)

誰のために引いて晒している布なのだろうか。年月を経て見ても、取り入れる人がいない。

作者
承均法師
  1. 1吉野よしの吉野よしのよしのののの瀧たき瀧たきたきををを見み見みみてよめるてよめるてよめる詞書
  2. 2誰た誰たたががが爲ため爲ためためににに初句
  3. 3ひきてひきてひきて洒さら洒さらさらせるせるせる二句
  4. 4布ぬの布ぬのぬのなれやなれやなれや三句
  5. 5世よ世よよをををへてへてへて見み見みみれどれどれど四句
  6. 6とるとるとる人ひと人ひとひとのなきのなきのなき結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕吉野の滝を見て詠んだ歌。

誰のために引いて晒している布なのだろうか。年月を経て見ても、取り入れる人がいない。

意訳

白く流れる滝を晒した布に見立て、いつまでも取り入れられない、と詠む。

語釈・文法注

さらせる
晒している。

和歌

作者
承均法師(そうくほうし) 生没年未詳(九世紀後半)
雲林院に住んだ僧と伝える。経歴はほとんどわからない。
出典
『古今和歌集』巻第十七・雑歌上・924番
歌体
短歌
状況
詞書「吉野の瀧を見てよめる」(吉野の滝を見て詠んだ歌)。

修辞

見立て
滝を布に見立てる。

解説

承均法師の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、166頁(コマ96)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日