古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十七 雑歌上 908番

かくしつつ

読人しらず(よみびとしらず)

このようにして一生を終えるのだろうか。高砂の峰に立つ松でもないのに。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1かくしつつかくしつつかくしつつ初句
  2. 2世よ世よよをやつくさむをやつくさむおやつくさむ二句
  3. 3高砂たかさご高砂たかさごたかさごののの三句
  4. 4尾上をのへ尾上をのへおのえにたてるにたてるにたてる四句
  5. 5松まつ松まつまつならなくにならなくにならなくに結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

このようにして一生を終えるのだろうか。高砂の峰に立つ松でもないのに。

意訳

長寿の松でもないのに、長生きしてこのまま一生を過ごすのか、と嘆く。

語釈・文法注

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十七・雑歌上・908番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

読人しらずの歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、163頁(コマ95)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日