古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十六 哀傷歌 836番

瀨をせけば

壬生忠岑(みぶのただみね)

川の瀬をせき止めれば、淵となってよどむのに、死別をとどめる柵はない。

作者
壬生忠岑
  1. 1姉あね姉あねあねのみまかりにけるのみまかりにけるのみまかりにける時とき時ときときによめるによめるによめる詞書
  2. 2瀨せ瀨せせをををせけばせけばせけば初句
  3. 3淵ふち淵ふちふちととと成な成ななりてもりてもりても二句
  4. 4よどみけりよどみけりよどみけり三句
  5. 5わかれわかれわかれをををとむるとむるとむる四句
  6. 6柵しがらみ柵しがらみしがらみぞなきぞなきぞなき結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕姉が亡くなった時に詠んだ歌。

川の瀬をせき止めれば、淵となってよどむのに、死別をとどめる柵はない。

意訳

川の流れはせき止められるが、死による別れはとどめられない、と嘆く。

語釈・文法注

しがらみ
川の流れをせき止める柵。

和歌

作者
壬生忠岑(みぶのただみね) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。右衛門府生など下級の武官を務めた。歌論書『和歌体十種(忠岑十体)』の作者とされる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十六・哀傷歌・836番
歌体
短歌
状況
詞書「姉のみまかりにける時によめる」(姉が亡くなった時に詠んだ歌)。

解説

壬生忠岑の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、147頁(コマ87)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日