古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十六 哀傷歌 835番

ぬるが内に

壬生忠岑(みぶのただみね)

寝ている間に見るものだけを夢と言うだろうか。はかないこの世をも、現実とは見ない。

作者
壬生忠岑
  1. 1あひあひあい知し知ししれりけるれりけるれりける人ひと人ひとひとののの身み身みみまかりにけるまかりにけるまかりにける時とき時ときときによめるによめるによめる詞書
  2. 2ぬるがぬるがぬるが内うち内うちうちににに初句
  3. 3見み見みみるをのみやはるをのみやはるおのみやわ二句
  4. 4夢ゆめ夢ゆめゆめととと言い言いいはむはむわむ三句
  5. 5はかなきはかなきはかなき世よ世よよをもをもをも四句
  6. 6現うつつ現うつつうつつとととはははみずみずみず結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕知り合いの人が亡くなった時に詠んだ歌。

寝ている間に見るものだけを夢と言うだろうか。はかないこの世をも、現実とは見ない。

意訳

人の死にあって、この世も夢と同じだと嘆く。

語釈・文法注

のみやは
だけを…か。

和歌

作者
壬生忠岑(みぶのただみね) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。右衛門府生など下級の武官を務めた。歌論書『和歌体十種(忠岑十体)』の作者とされる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十六・哀傷歌・835番
歌体
短歌
状況
詞書「あひ知れりける人の身まかりにける時によめる」(知り合いの人が亡くなった時に詠んだ歌)。

解説

壬生忠岑の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、147頁(コマ87)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日