古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十六 哀傷歌 834番

夢とこそ

紀貫之(きのつらゆき)

この世は夢と言うべきであった。世の中に現実というものがあると思っていたとは。

作者
紀貫之
  1. 1あひあひあい知し知ししれりけるれりけるれりける人ひと人ひとひとののの身み身みみまかりにければよめるまかりにければよめるまかりにければよめる詞書
  2. 2夢ゆめ夢ゆめゆめとこそとこそとこそ初句
  3. 3いふべかりけれいふべかりけれいうべかりけれ二句
  4. 4世よ世よよののの中なか中なかなかににに三句
  5. 5現うつつ現うつつうつつあるものとあるものとあるものと四句
  6. 6思おも思おもおもひけるかなひけるかないけるかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕知り合いの人が亡くなったので詠んだ歌。

この世は夢と言うべきであった。世の中に現実というものがあると思っていたとは。

意訳

人の死に直面し、この世は夢のようなものだと悟る。

語釈・文法注

和歌

作者
紀貫之(きのつらゆき) 872?–945?
『古今和歌集』の撰者の中心で、仮名序を書いた。御書所預などを経て土佐守となり、任期を終えて帰京する旅を『土佐日記』に書いた。理知的で技巧に富む歌風で、『古今和歌集』に最も多い百首あまりが入る。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十六・哀傷歌・834番
歌体
短歌
状況
詞書「あひ知れりける人の身まかりにければよめる」(知り合いの人が亡くなったので詠んだ歌)。

解説

紀貫之の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、147頁(コマ87)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日